本当にみえるということ



私は一緒に暮らすペットや植物には
かわいいね、素敵だね ^ ^
と毎日何度も話しかけます
( ちょっと異常なほど...苦笑 )

ご縁があって彼らは私の家族になったのです
から。


私は元々おしゃべりが好きですし、
彼らのそばにいられるからこそ褒めたり
声をかけたりできることが幸せです。

どうか長生きしておくれ〜、みんな!




話は変わって先日、ピアニストの辻井伸行さん
のことがテレビで放映されていたのですが...


もう、もう、号泣!!


彼は昨年、名門ヴァン・クライバーン
国際ピアノ・ コンクールで日本人初の優勝者
となりました。
そのコンクールでの映像も、何度見ても
感動で涙が止まらないのですが...

今回のTVでのお話にも感動で心がとても
温かくなりました。



彼は生まれながらに全盲というハンディを
抱えていますが、私が感じる彼の最大の
魅力は周囲をそのハンディで同情させないこと
だと思います。

同情という言葉の使い方が適切ではないかも
しれませんが、ここではどうかお許し下さいね。


周囲を100%同情させない、とは決して
言いきれないですけど、彼が話す感謝を心得て
いる言葉やしぐさ、そして大好きなピアノを
弾いているときの姿は本当に幸せそのもの!!

こちらが彼から幸せを分けてもらえてる気が
します。


辻井さんといいスティービー・ワンダーといい、
目にハンディがありながら鍵盤に音階を正確に
触れるって一体どんな感覚なの??

素人の私はそんな発想しかできないのですが...


たくさんの苦難や努力、ご家族からの献身的な
支えや励ましによって今の彼が存在しているの
でしょうけど、
彼の発する雰囲気は目がみえるみえないを
全く関係なく周囲を優しく温かい気持ちに
させてくれると感じます。



様々なコンクールでたくさんの賞を受賞されて
いる彼のピアノの旋律は技術的にすばらしい
ものに間違いないのでしょうけど、
その技術だけではない周りを大きな大きな
優しさで包みこんでくれる力があるように
私は思います。


アメリカでのコンクールのときの会場の様子を
見ていると、彼と一緒に演奏をしている
オーケストラの方々や観客席の人々が全てが
ひとつになる至福感がものすごく伝わってきます。


彼を通して、
人間てなんてすごい存在なんだろう...
と感じているような。


だから不思議と彼の弾いている姿を眺めている
と癒されるのですね〜♪

まるでお花を眺めるときのように...ほんわかと。



私は視力はよくないですが、目がみえます。
ありがたいことです。

メガネやコンタクトレンズのおかげで
こうやってパソコンに向かうことが簡単に
できます。


でも、本当にみえているのかなぁ...自分。


と、辻井さんの姿をTVで拝見するたびに
ハッとさせられます。


彼のみえている世界はどんな風なのかしら?

どうしてあんなにも優しく幸せな雰囲気を
醸し出せるのかしら?


毎日自分の肉体の一部であるこの目に頼り
きって過ごしがちの私。


人生にもっとも大切なことは
肉体を超えて自分や物事をみられるように
なることなのかな...

辻井さんを通してそう思いました。



これからのご活躍も楽しみな方です ^ ^






by divcaf | 2010-05-10 17:57 | 日々のつぶやき

スピリチュアル & タロット 不思議な世界を楽しむ blog. *・゜


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